【成り上がり~華と武の戦国】これぞ成り上がり系育成シミュレーションの代表格

『成り上がり~華と武の戦国』、通称『ナリセン』。
これぞスマホの成り上がりゲームといった、非常にわかりやすい内容です。

舞台は日本のゲームですが、開発と配信は中国に本社を置く「YOOZOO Games」のシンガポールスタジオ。
中国語表記では「游族网络股份有限公司」になります。

 

YOOZOO Gamesは他にも大手IPのゲーム化権を獲得しており、皆様が知っているタイトルもあるかも。
ビックネームで言えば、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『聖闘士星矢』。

強いですねえ。2009年設立の企業ですが、すさまじい勢いで成長しました。
これ以外にも、日本のゲームである『刀剣乱舞–ONLINE-Pocket』や『ドラゴンプロジェクト』の中国での運営を行っています。

 

今やゲームアプリの世界において、中国企業の存在感は増す一方。
「えっ、あのゲームにも関わってるの!?」という新鮮な驚きが毎日のように現れます。

そして、その品質はどんどん高まってきている事実もあり。
やはり高い次元で積む経験が、開発も運営もブラッシュアップさせていくのですね。

 

そういうわけで、2019年1月24日にリリースされたこのナリセンも、どんどん練磨と成長を重ねているコンテンツです。
いったいどういうゲームなのか、その詳細を見ていくとしましょう。

 

 

 

日本の歴史を知り尽くした育成ゲーム

このゲーム、設定がやたらと渋いというか、日本における「戦国時代」をよくよく把握しています。
中国の本家「戦国時代」と、日本の「戦国時代」。
名前こそ同じ『戦国策』が由来になっていますが、その時代も中身も大きく違います。

 

そのような時代背景をもとにして、ナリセンのメインストーリーはいきなり御家騒動から始まります。
かつて酒井の家に拾われたプレイヤーは、能力を見込まれて家を継ぐように頼まれますが、もちろんとばかりに本来の酒井の血筋の人たちと敵対することに……。

 

これが中国の王朝だと、もっと違う形での一族の内紛になるんですが、実に日本的な陰謀が交錯します。
また、そうしてテキストをしっかり作り込みながら、ゲーム部分もしっかりしてるのがありがたく。

何しろこの系統の育成ゲームはいろいろ出ましたが、どこかに瑕疵があるものが多いんですよね。
なので、「リリースはするけど消えていく」ケースの多いジャンルにもなっていました。

 

そんな中でしっかりと長期の運営を果たし、順調にプレイヤー数を増やしていることは、それだけ様々な面で評価されていることの証左でもあります。
実にグッドな話です。

 

 

 

同種のアプリと比べてみると、システム面での充実がうれしい

というわけで、システム面の話をしてみましょうか。
このゲーム、競合する同タイプのゲームに比べ、様々に優れている面があります。
ひとつもプレイしたことのない方にとっては、ちょっと感覚を掴みにくいかもしれません。

とりあえず、「優れているんだな」くらいに受け取ってください。

まず、サーバーのレスポンスが非常に早い。
ナリセンに限らず、同種の成り上がり系ゲームはチャットが非常に盛んです。
中には1日中にそこにたむろっているヘビーユーザーもいるほど。

 

アクティブユーザーが増えるのは、もちろん栄えているゲームである証拠ですが、デメリットも発生します。サーバーの負荷です。
同時接続数が増えることで、サーバーの負荷は増大。

すると、ちょっとしたアクションに小さいながらも読み込みが入るようになる。
これが重なると、結構なストレスになるんです。

 

ですが、ナリセンに関してはその点の配慮が成されているからか、同時接続数が増えるレイドボス出現時間帯でも非常に軽快です。
しっかりと投資を行い、優秀なエンジニアを雇っているのでしょう。

 

そうしたハイパフォーマンスなスタッフは、ゲーム内のインターフェースもわかりやすく仕上げます。
画面が全体的に見やすい。これもまたすばらしいですね。

 

ゲームは面白いのに、全体的にキンキンキラキラしていて、どうしても目が疲れるアプリなどもありましたから……。
そんな五感へダメージを与えるようなものが一切ないのも長所と言えるでしょう。

 

より各論的な例をもうひとつ。
先程も挙げたレイドボスですが、これは本来こつこつ連打して相手にダメージを与えるしかありません。
しかし、ナリセンの場合、段階型のステージボスタイプのほうは一括しての攻撃ができるのです。

普通にタップしてると数分かかる作業が秒で終わる。これは大きな利点ですね。
ただし、ある程度課金して解放される機能なので、「このゲームは遊べるな」と見極めてから投入されることをおすすめします。

 

 

 

課金したらやれることは増えるけど、使いすぎには禁物

ナリセンの良いところは、無課金でも充分に遊べるという点が挙げられます。
普通に進めるだけでも配下は増えていきますので、そこは安心。

選択肢としては、「無課金で充分に戦えるメンバーを揃えるか」「重課金で一部のプレイヤーしか持っていない超レアな配下をも手に入れるか」です。

 

それでも、先述のような一括戦闘はプレイを一気に楽にしてくれるので、じっくり付き合いたいと思ったら課金して機能を解放するのが吉。
この一括戦闘、他のゲームでもたまにあるんですが、大抵がかなり上位の機能なんですよね。

 

それこそ数万円課金して達することのできるVIPレベルでやっとこさ……というパターンだってあります。
しかし、ナリセンでは結構早めに開くのがありがたい。
よりノンストレスにプレイできる道がすぐそこにあります。

 

課金おすすめポイントとタイミングもお教えしましょう。
ずばり、月間切符です。

いわゆる月パス、月間パスポートに値するものですね。
費用対効果に優れていて、30日間ずっと課金アイテム「判金」が増えます。

 

また、単純に判金を買うなら、「初回4倍」を活用すること。
120円の最小から4千円弱の結構なお値段のものまで、最初に購入すると本来の数の4倍がもらえます。

この4倍キャンペーンは、購入画面にも注意書きがある通りに他の4倍キャンペーンと連動しているので、4つの選択肢のどれかを買ったら効果が消えてしまいます。

すなわち、120円で60判金を買って、4倍なので240判金にしてもらうか。
それとも4千円近く出して、全部で1万判金以上をもらうか。

 

よくよく考えなければいけない、悩ましいポイントです。
ただ、この初回4倍キャンペーン。

1周年や1.5周年のようなアニバーサリーイベントの際にリセットされます。
それを見越して、効果的に利用するのが大切ですよ。

 

 

 

毎日の積み重ねが天下人への道を開く

ソーシャルゲーム全般に言えることですが、1日2日でいきなり何もかもを極めるというわけにはいきません。
ただ、成り上がり系育成シミュレーションでは、特にその傾向が強いです。

さっくりプレイできる内容だからこそ、毎日ログインしてコツコツやれることをやっていく。
そうした「盆栽作り」にも似た気長さと大局を見る目こそが、「気づいたら上位にいた」という成長を促します。

 

その成長が実感できて楽しいのも、こうしたゲームの目に見える特徴と言えるでしょう。
何しろ、あらゆる数値で自分の育成の結果が見えるわけですから。

 

激レアな家臣は強いですが、それでも育成した初期キャラには敵いません。
数百万円課金したら織田信長が手に入りますが、それももらえるアイテムを使わず、育成せずに放置していたら、無課金の大谷吉継に手も足も出ないのです。

そういう意味で、「真に人生で『成り上がり』を決めるためにはどうすればいいか」をそのゲームタイトルそのままに教えてくれる、とても良いアプリであると言えるでしょう。